パワハラされない為の方法

私は体も気も声も小さかった為、学生時代はイジラレキャラとして過ごし、社会人になるとパワハラ気質の上司の的になった。

 

当時は結構辛かったが、現在はそういった事は無くなった。

 

理由として「転職して環境が変わった」というのもあるが「自分の内面と行動を変えた」というのも大きいと思う。

 

自分がした経験は、誰にも味わって欲しくない。だからそういった人達を少しでも減らす為に、完全な持論だけど方法を話そうと思う。

 

「舐められない事」「やり返す事」「好かれる事」の3方向から解説しようと思う。

 

 

舐められない事

被害者にならない為にはどうするべきか。

 

「安全な環境で過ごす」以上の方法はない気がするが、「安全な環境を見つけ、そこに居続ける」というのはなかなか難しい。

 

それに人間や環境は変わっていくものなので、環境が悪化する可能性もある。

 

どうすれば根本的な解決ができるか。「舐められない事」が一つの答えになると思う。

 

この方法としてよく挙げられるのが「体を鍛える」だと思う。

 

確かにドウェインジョンソンをイジメようと思う人は少ないと思う。

それに筋肉は非言語アプローチなので、0秒でイメージを植え付けられる。

 

だけど肉体改造には時間がかかりすぎる。そもそも素人が一人でムキムキになるのは思っている以上に難しい。私は「格闘技を習う」事をおススメしたい。

 

極端な話、別に強くならなくてもいい。習うだけなら誰だってできる。

ただし情報を広める必要はある。

 

「習っている事実」だけが広がるだけであなたの印象は変わる。

印象が変われば、周りの態度が変わる。

 

特に体育会系のステレオタイプは「ナヨナヨした男」が大嫌いなので「ナヨナヨした男」が一番しないであろう「格闘技を習う」という行為は好印象のはずだ。

 

ただ自分のペースで良いので辞めずに続けよう。一年程続けると体格差がなければ、素人に負ける事は少なくなる。

身体つきも変わるし、精神的にも強くなる。精神的に強くなれば人生が変わる。

 

だから平和な現代社会でも、強くなる意味はあると思う。

 

 

やり返す為の攻撃力

もし被害者になってしまった場合、そのまま放置するとどうなるか。

 

どんどんハラスメント行為は酷くなっていき、いつかあなたの心の体力はゼロになってしまう。

 

だからターゲットになってしまった場合は、どうにかして状況に変化を起こさないといけない。

 

「環境を変える」「状況を好転させる」の2パターンがあるが、今回は後者を話そうと思う。

 

巷でよく聞く「いじめられっ子が突然ブチ切れたら翌日からいじめが無くなった」が出来れば最高かもしれないが、なかなか難しい。

相手によっては、今まで攻撃してた相手に反撃されて、腹が立ってもっと攻撃が酷くなる場合がある。

 

そこで私は「めちゃくちゃデカい声で喋る」事をおすすめしたい。

相手が強キャラだった場合、声がデカい人間が好きなので気に入られる。相手が弱キャラだった場合ビビって攻撃が無くなる。

 

「めちゃくちゃデカい声で喋る」は攻撃行為とも認定されないので、反撃の恐れが少ない。

 

好かれる事

世間では「あなたはそのままで良い」「素の自分でいよう」等の言葉が溢れている。

 

「素の自分で良いわけがない」と思う人が多いかもしれないが、案外そうでもなかったりする。

 

あなたがどういった人間かは分からないが、他人に対する思いやりと最低限の仕事さえしていれば、素の自分でいても案外受け入れて貰える。

 

第一印象は最悪かもしれないが、それを乗り越えれば「まぁこういう人なんだろう」で留まるか、上手くいけば「社会にあまりいないレアキャラ」として気に入られる事もあると思う。

 

それでも攻撃してくる人がいる場合は「私はあなたの敵ではない」という事を示し続けよう。

 

「相手にこういう事を言われた。だから私はこう言い返す」は戦争が起きてしまう可能性が高い。

 

本当に頭がおかしい人がいる事もわかるし「そんな性善説は通用しない」という意見もわかる。

 

だけど目指し続けるしかない。

あなたは会社にいる「いつもピリピリしてる人」を目指すべきではない。

 

人間関係は「相手がどういった行動をするかで決まる」と考えがちだが、少なくとも半分は自分が影響を与えられる。

 

最後に合気道の生きる伝説と言われた塩田剛三氏の名言を紹介したい「合気道の最強の技、それは自分を殺しに来た者と友人になる事」

恋人が出来た事が無い童貞オタク達が恋人を作る方法

学生時代、私は彼女の作り方が全く分からなかった。

 

学校で教えてくれるわけでもないのに、周りの人は「恋人を作るスキル」を持ち合わせているのが不思議で「恋人がいない自分」がコンプレックスだった。

 

そんな私にも社会人になり、彼女が初めてできたが「彼女を作る方法ってこれなんだ」と感動した記憶がある。

 

今考えてみれば当たり前すぎる方法だが、当時の私は全く理解できていなかった。

 

当時の自分と同じ様な人が案外いると思う。

私は全く恋愛経験豊富では無いし、凝った事は分からない。だけど長年彼女いなかった人の気持ちが分かるので、その問題を克服する手助けが出来るかもしれない。

 

だから恋愛経験の全くない童貞オタク達に「恋人の作り方(基礎中の基礎)」について話せればと思う。

 

 

【彼女を作るのは友達を作るのと同じ】

人間関係には階層がある。友達という概念で表すと

 

知らない人⇨知っている人⇨知っている人(嫌いではない)⇨友達⇨親友

 

となると思う。これに対して恋人はどうなるか

 

知らない人⇨知っている人⇨知っている人(嫌いではない)⇨友達(仲が良い関係)⇨恋人

 

恋人を作るのは友達を作るのと大差はないのだ。

 

これを分からずに、童貞オタク達は「知らない人⇨恋人」にメガ進化させようとするので大抵気持ち悪い奴認識されて恋人関係になるのが絶望的になる。

 

もちろん例外も多々あるが、基本的にこの流れを守ってほしい。

ちなみに同性の友達が一人もいないと言う人はまず、同性の友達を作る事を目指して欲しい。

 

この流れでは「知っている人(嫌いではない)⇨友達」が一番の難点だと思う。どうするべきか。

 

 

【どうすれば女の子と仲良くなれるのか】

まず「変な人だから関わりたくない」と思われないようにしよう。

 

「話が面白い」「見た目が良い」等では無く「喋ってて不快感がない」「見た目に不快感が無い」という段階を目指そう。

 

人類みな憎んでいる人以外は、基本的に誰とでも仲良くなりたいと思っている。特別を目指さなくたってあなたの事を気に入ってくれる人はいるはずだ。

 

コミュ力に関して

まず余裕を持つ事が大事だと思う。

気持ち悪いと認識されるのは「下心がバレている」「緊張してオドオドしている」「もともと素が気持ち悪い」等が主な原因だと思う。

 

最初の二つに関して言えば、「童貞なんてさっさと風俗で捨てろ」と言う記事で前にも話した通り、風俗で童貞を捨て、心に余裕を持つ事をおすすめする。

 

「童貞捨てる事になるかも」といった不純な考えや、緊張から来るおどおどしさ「本当にこの人で卒業していいのか」といった懐疑は相手に悟られる。そうするとせっかくのチャンスを逃してしまうかもしれないからだ。

 

最後の一つに関しては周りの人を観察して、自分が他の人とどう違うかを考え、自分でどうにかして欲しい。

 

・見た目に関して

できる事は全部しよう。

清潔感がどうこうは誰でも知っている事なのでここでは説明しないが、自分に言い訳して、そんな小さい努力も出来ないような人間が何かを得る事は無いと思って欲しい。

 

努力し尽くしても顔面の悪さが目立ってしまうのであれば、人外な程ムキムキになろう。そうすれば顔面がどうこうはあまり気にされない。

 

「人外ムキムキでも顔面の悪さが目立ってしまう」「身長等どうしても努力でどうにもできない事がある」等であれば「見た目を気にしないパートナー」を軸に恋人を探そう。

 

 

【どうやって知り合うか】

・学生の場合

学生の出会いはクラスメートが基本だろう。

 

学生の場合、異性側だって青春を味わいたい訳だし、あなたが変な人でなければ勇気を少し出せば恋人を作るのは案外難しい事では無いかもしれない。

ただ相手が「スクールカースト上位としか付き合いたくない人」であれば難しいかもしれない。

 

学生の場合は、恋人を作るハードルは低いかもしれないが、どうしても出会いが学校内に限られてくるので出会いの分母は少ないかもしれない。

 

・社会人の場合

「大人になれば出会いが減る」とよく言われるが全くそんな事はないと思う。

むしろ自分から動けば大人の方が出会いはあるし、学生と違って大人になるにつれ、スクールカースト等薄っぺらい事を気にする人も減っている。

 

マッチングアプリ、習い事、社会人サークル等いろいろあると思う。

一度自分から積極的に動いてみて欲しい。言い訳するのはそれからだと思う。

 

社会人の場合は自分から動けば出会いは無限だが、相手は結婚の事も意識するので、恋人を作るハードルは高くなるかもしれない。

 

 

上記が全てになるが、彼女が出来た事が無い童貞オタク等に少しでも手助けになれば嬉しいと思う。

だけど「彼女ができれば人生が変わる」とは思わないで欲しい。

 

「彼女ができれば人生が変わる」のでは無く「誰かを大事にする。そして誰かから大事にされる。そうすれば少しずつ人生が変わっていく」のだと思う。

FXで大金を稼いでる友人が憎くて憎くて羨ましくて仕方ない

「メンタルがヘラってる女性と付き合った友人の末路」という記事でも書いた事があるが、私にはFXで大金を稼いでる友人がいる。

 

彼は毎月数百万単位という金額を労働せずに稼いでいる。こういった人間は実在するのだ。

 

彼はもう何年もこういった事を続けている。最初は「いつか失敗して大損するのでは」と思っていたが、あながちそんな事も無いような気がしてきた。

 

私は働く事に関してはそこまで嫌悪感がないが、お金は欲しいし、羨ましく無いといえば嘘になる。

 

「大金を稼いでいる以外の事」はめちゃくちゃなので「彼と同じ人生を歩みたい」とは思わないが、嫉妬心がないと言えば嘘になる。

 

彼と関わる事はやめたし、彼がどういう人生を送ろうが私には関係がないが「いつか失敗して破産してほしい」と思わないと言えば嘘になる。

 

彼と縁を切ったところで、「比較にならないレベルの大金を労働せずに稼いでいる人間が身近にいるという記憶」が私の中から消える訳ではない。

 

そういった記憶が頭の中にあると、どうしても「自分の中の劣等感」や「自分が毎日頑張っている事のちっぽけさ」を感じるようになるし、そんな感情を抱いている自分にも嫌になる。

 

だから本音で言えば、彼には本当に失敗して欲しい。そうすれば私が救われる。そうすれば彼が間違っていて、私が正しい事が証明される。

 

「身近で頑張っている人をなぜ応援できないんだ」という声もあると思う。もし彼が「起業して努力して成功した」といった状況であれば、心から尊敬するし、応援もできる。

 

だけど大金を稼いでいる割にケチで、嫌な感じの自慢をちょくちょくしてくる、そんな友人を心から応援出来るほど私は良い人間では無かった。

 

自分以外の周りの人間も、表には出さないが、私と同じ様な人が多かったように思う。

 

ただ彼は頻繁に私の人生を羨んでいた。私の日常の何気ない話をしたら「〇〇はいいなぁ...」と私によく言った。嫌味やその他の意味を含んでいるのではなく、ただただ純粋な羨望の様に感じた。

 

「俺と同じ人生を送りたい?」と彼に聞いた事がある。彼は目を輝かせながら「めちゃくちゃ送りたい」と言っていた。

親ガチャという単語の不快感の原因

親ガチャという言葉がある。

この世の不公平さを表した言葉の一つだ。

私自身に関して言えば、愛情を受けて育ち、頭が悪いながらも大学まで行かせてもらった。

 

「これ以上何を望むのか」と個人的には思うが(もっと身長が高ければ等は思うが...)「木村拓哉の娘」の様な存在がいる限り、そういった概念自体を否定するのは難しい様に思う。

 

それに我が子を虐待する様な親だって存在する。世の中は公平にはできていない。そもそも屁理屈的な事を言えば、この世に完全な平等など存在しないのだ。

 

こういった不平等に対する正攻法としては「努力する」が主だと思う。死にものぐるいで勉強して一流大学に入学し、一流の会社に入社すれば、あなたも一部の「恵まれた人」になるわけだ。

 

日本という国において言えば、国民全員に再現性がある正攻法の様に思えなくもない。

 

だけど実際そういった事はなく

・努力できる環境があるのも親ガチャが当たったから

・努力できる才能があるのも産まれつき

・努力でどうにもならない事もある

等色々「努力する」という行為が出来ない人もいる。

 

こういった人達はもう人生を諦めるしかないのだろうか。

私は違うと思う。よく言われる話だが「短所は長所の裏返し」であり、あらゆる分野で「無能な人間」はこの世に存在しない。

 

今の環境、能力を受け入れ、自分が出来る事を探し続けるしかない。

 

「幸せに生きる事」を最終目標とした場合、それを達成するまで、もがき続けるしかないのだ。

 

「多様性」や「自分らしく生きる」というのはこういった事だと思う。

 

ただ「実際に努力出来ない人達」と「努力が出来ない人のフリをしている人達」がいると思う。

 

後者の存在が「親ガチャ」という言葉に不快感を感じる理由だと思う。

 

「努力をしない自分」に罪悪感や嫌気がさし「努力をしない理由」をこじつけるのだ。

 

上手くいかない理由なんていくらでもこじつけられる。その理由を本来一番感謝するべき人の「親」という存在にする事が「親ガチャ」という単語の不快感の原因なのかもしれない。

青春コンプレックスという一生消えない傷

私には超が付くほどの大手企業に勤め、モデル歴のある高身長でイケメンの友人がいる。

 

高望みした婚活女子が出す条件の様な人物だが、こういった人物は実際に存在するのだ。

 

その友人が「昔好きだった人をこの前抱いた」と言うのだ。

 

行動の是非は別にして、この行為に心底憧れがある人は多いのではないだろうか。

 

その彼は「恥ずかしがらずに子供の頃からもっと積極的になるべきだった」とも言っていた。

 

私から見ると十分すぎる程に積極的だったが...

 

彼の行為は単なる「性欲」ではなく「過去の清算」なのだろう。

 

でもこの行為で完全に「過去の清算」が完了するのだろうか。

 

彼が本当にしたかったのは「大人になってからの汚いセックス」ではなかったはずだ。

 

こんなものは「見せかけの清算」でしかない。もう「あの頃」には戻れないのだから「本当の意味での清算」なんて出来ない。

 

私は学生時代、恋愛において勇気を出した事は一度もない。本音を言うと物凄く後悔している。

 

今は彼女もいるし、仕事だって順調だと思う。もし学生時代に勇気を出して誰かと付き合っていたら、今の彼女とは知り合っていないかもしれないし、今の自分はいない。もしかしたら運命の巡り合わせで凄く悲惨な人生になっていたかもしれない。

 

それを分かってても、時々思い出して後悔する事がある。

 

「した後悔よりしなかった後悔」とよく言うが、こういった事に関しては事実だと思う。

 

勇気を出して粉砕したとしても、それを大人になって悩んでる人はいない。ただ勇気を出さなかった事にずっと悩んでる人は多い気がする。

 

パパ活で女性を買う金持ち、彼らは性的に満たされないからそんな事をするのだろうか。

 

私は違うと思う。性的ではなく精神的に満たされていないから、そういった事をするのだと思う。

 

なぜ精神的に満たされないか、こう言った類いの「過去の清算」ができないからじゃないんだろうか。

 

必死にもがくが満たす事は出来ず「欲」だけがどんどん深くなっていく。

 

「過去は存在しない」これは事実であり、理想論だと思う。ただ未来の事だけ考えて生きるのが正解だと分かってる。

 

学生の頃、大人達に「羨ましいよ。俺も学生の頃に戻りたい」とよく言われたが全く理解できなかった。

 

お金も無いし自由もない。学校はつまらないし勉強もしたくない。こんなの何が良いのか。

 

だけど今になって分かる。

「あの頃に戻りたい」と。

システマは実際に使えるのか

私は数年前に1年程システマを習っていた。今でこそ某芸人の影響で、少しは知名度があるが、当時はかなりマニアックな武術だったと思う。

 

ついでに言っておくと、某芸人の影響でシステマがネタ化している感じも否めないが、皆さんが思っているものとは違う。

 

興味があれば是非一度体験だけでも行ってみる事をお勧めする。衝撃を受けると思う。

 

私自身かなりのめり込んでいたし、週ニか週三のペースで一年程習っていたが辞めた。今は総合格闘技(MMA)を習っている。

 

辞めた理由としては「一般人は実際の現場でシステマは使えない」と思ったから。

 

何故そう思うか。実際に習っていた人は考えてほしいのだが、シンプルに本気で殴りかかってくる人のパンチを避けれるか。恐らく無理だろう。できるのであればそれは別のスキルだと思う。

 

リアルスピードの練習はしないし、相手が本気で襲ってくる様な試合もしない、というのも理由の一つだけど一番大きい点として「どんな状態でも心の平静を保たなければならない」がある。

 

合気道にも通づるが、これが崩れるともうシステマとしては全く成り立たなくなってしまう。

 

だから「呼吸によって精神を落ち着かせる」という事に繋がるが、相手が殴りかかってくる様な非日常な状況で瞬間的にそんな事できるのだろうか。

 

それができるのは師範レベルのシステママスターや常日頃からそういった状況に慣れている軍人等だけだと思う。

 

そもそもそういった人達はシステマ以外の格闘技も習得している可能性が高い。

 

ステマを使用するMMA選手もエッセンスとしてシステマを使用しているだけで、恐らくシステマ一本のみで試合に出てるだけでは無い。

 

だけど習って全くの無意味だとは思わない。日常生活でも役に立つ事はあるし、もし拉致でもされたらパンチを避けれるかどうかより、精神面的にシステマの方が役に立つかもしれない。

 

それに今習ってるMMAにも応用できている点もあったりする。

 

だけどあなたがシステマを習う意味は何だろうか。

 

「強くなりたい」「自分に自信をつけたい」であればシステマという選択肢は違うかもしれない。

 

ステマで戦闘力的に強くなるのは難しい。できても時間がかかりすぎる。

「誰かに勝つ」という事も無いので「自分に自信をつける」というのも違う気がする。

 

私自身システマは技術としてはすごいと思う。だけど一般人は実際には使えないと思う。

 

「習うな」と言わないし、システマに対して一切否定的な感情も無い。だけど一番怖いのは「出来ない事をできるつもりになった、自信満々の人が取る大胆な行動」だと思う。

メンタルがヘラってる女性と付き合った友人の末路

私には元引きこもりの友人がいる。色々あってもう関わるのを辞めたので”いた“の方が正しい表現かもしれないが。

 

彼は私にとって1、2を争う程の親友だったと思う。二十年近く一緒にいたし、同じ会社でも働いた。

 

彼が引きこもった原因はオンラインゲームだった。「学校に行くよりオンラインゲームをしている方が楽しい」と言って学校に来なくなった。

 

「その他に原因があるのでは」と言う人もいると思う。

 

ただ彼はいじめられたりはしていなかったし、二十年近く友人として接してきてこれは恐らく真意なんだと思う。

 

彼は良くも悪くも「普通の価値観」という物を持ち合わせていなかった様にも思う。

 

彼には彼なりの「合理的な考え」があり、他人の目なんて全く気にせずそれに沿って生きていた様に見えた。

 

彼にとってはゲームの方が楽しいのに、わざわざ学校になんて行く意味がわからないのだ。

 

そんな感じだったが高校はなんとかギリギリ卒業、その後勉強を全くしなくても入学できる大学に進学し、一年で中退。

 

彼はその後、フリーターと数年働いていたが、私の紹介で私が勤める会社に入社した。

 

そんな彼だったが、彼にはオンラインゲームで知り合ったシングルマザーの恋人がいた。

 

その恋人がとんでもない人だったのだ。自分の子供を放置して私の友人と頻繁に会い、子供は不登校だった。

 

馴れ初めとしては肉体関係を持ち、「私達付き合ってるんだよね?(威嚇)」に「まぁそうなんちゃうかなぁ」と答えたからだ。

 

それからというもの彼は軟禁状態になった。

 

その恋人は睡眠を許さなかった。睡眠しないと判断能力が低下する。まるでカルト宗教だ。

 

思い通りに従わないと騒ぎ出すらしく、何回も警察沙汰になったらしい。

 

当然だが私含めて周りの人達は、その恋人と別れるよう説得したが「確かにその通りやなぁ」「俺もそう思うわぁ」と返すだけで彼は何も行動を起こさなかった。

 

そんな感じで月日が過ぎていったが、決定打の出来事があった。彼の恋人が妊娠したのだ。

 

もう訳がわからない。なぜそんな事をするのか。

 

産むか産まないか問題が勃発したが、その恋人の強行突破で産むことが決定。

 

彼の脱出難易度は格段に向上した。子供を産んでから彼の恋人は子供を利用するようになった。

 

彼は毎日なんとか会社に来ていたが「会社に行くならこの子供を窓から落とす」と言われ、休む日も増えていった。

 

そこからさらに衝撃的な出来事が起こる。

 

子供がもう一人妊娠したのだ。

 

もう私の様な凡人には理解ができない。何故。

 

私は彼に怒った。もはや怒る価値もないが。彼は「強制的に性行為をさせられた。お前にはあの場にいないからわからない」と答えた。

 

分かるわけがない。2人目も産む事になり彼は会社を辞めた。

 

長くなったので詳細は省くが、この事が原因で彼は実の母親とも縁を切る事になり、父親の姓になった。彼はとうとう帰る家すら失ってしまった。

 

彼は恋人と子供2人と暮らしていたが限界を感じ夜中に家を抜け出した。子供2人と酷い母親を残して。

 

もう電車もない時間なので私は情けで車で向かいに行き、ネットカフェまで送った。

 

恋人の家の近くで新しい会社に勤め出していたが、通えなくなったので退職し、彼は再び無職になった。

 

「これからどうやって生活するんだ?」といった感じだが、彼は普通じゃなかった。FXで携帯一台で人並み以上に稼げる能力があったのだ。

 

彼は軟禁状態にいながらもトイレでFXトレードし、充分な資金があった。

 

彼は恋人の家を飛び出してからマッチングアプリでいろいろな女性と会っていた。何がしたいのか。

 

「残した子供はどうなっているのか」と聞くと彼は「どうなってるんやろうなぁ」と答えた。

 

私ももう呆れ返っていたし、「このまま友達でいて良いのだろうか」とも思っていた。

 

しかし彼には味方が1人いた。それは彼の実の父親だ。FXトレーダーなど世間一般に見れば、無職なので家も借りれないが、父親の助けでなんとか借りれそうだった。

 

だが彼は「遺産目当てで父親の苗字になった。病気やからポックリ逝くかもしれない。まぁ今逝かれたらマンション借りれないから困るけど。」と言い出した。

 

もう友達でいる意味がよく分からなくなった。彼とは縁を切った。何回も電話がかかってきたが出なかった。電話で何かを伝えたいという事も無かったし、もう関わりたいとも思わなかった。

 

そこから先どうなったかは知らない。