友達って本当に必要か?
僕には少ないながらも、何人か友人がいる。
僕にはずっと恋人がいなかったのもあって、自分にとって友達は大事な存在だった。
「大人になれば友人がどんどん減っていく」と聞いた事があったけど、それは自分には対象外な法則だと思ってた。
友人と遊ぶ事、それ以上に楽しい事は無いと思ってたし、社会人になっても、老人になっても一生こうやって過ごすんだろうなと思ってた。
だけど事実は違った。年々友人は減っていった。しかもこちらから関わるのをやめるパターンがほとんどだった。
なぜこういう事になったのか主な理由は3つあると思う。
・「こんな事をするなんて許せない」と感じた場合に、多大な労力をかけてまで他人を変えようと思わなくなった。
誰でも「これをされたら許せない」といった事はあると思う。
「基本的に他人を変えることはできない」という原則がある。
「絶対に他人は変えられない」とは僕は思わないが、多大な労力がかかる。
「意見を発する」事は衝突を産むし、空気も悪くなる。
僕には衝突してまで、他人を変えようとは思わないし、悪くなった空気を修復する事も、責任を持つ事もできない。そう感じるようになってしまった。
・社会人になり、無理してまで友人と関わる必要がなくなった。
もし学生の頃に友人がいないとそれなりに辛い経験をすると思うし、その頃のトラウマが今後の人生を引きずる可能性もある。
だけど社会人になると、常に誰かと一緒に行動しないと気が済まない人以外は、友人はいてもいなくてもいい存在になる。
平日は会社の人としか会わないし、休みの日は1人で出かければいい。
「友人と関わるかどうか」は完全に自分の自由意志によって決定できる。
・大人になるにつれ、友人が変わってしまった。
僕の友人には「関わるべきじゃない人」に変わってしまった人が何人もいる。
環境の変化や社会を経験したり等で変わってしまった人達だ。
恐らくこの3つがおおまかな理由になると思う。
僕にはもう友人がほとんどいないし、遊んだりする事も無い。
この事に関して「寂しさ」とか「後悔」の感情は今のところない。
友人と会わない事には「お金が浮く」「他者との比較による劣等感が少なくなる」等のメリットもたくさんある。
友人遊ばなくなって変化した事はまた別の機会に詳しく話そうと思う。
後悔は今のところない。
「今のところ」であって将来的にどうかはわからない。
社会的に成功した人の多くも「友達は不要」と言っていたりする。
ただ損得感情で友人と関わるのもどうかと思うが、実際友人がいて助かったり得した事も多々あるのも事実だと思う。
先程友人と関わるのが減った3つの理由がを述べたが、実はそれとは別に、私にとってきっかけとなる1つの出来事があった。
それは「親友に縁を切られた」という出来事だ。
僕には大好きな友人が1人いた。もちろん友達としてだ。
ある日その友人のラインのアカウントが消えた。
どういったきっかけでそうなったの不明なので、僕はどうするか悩んだ。
人間関係をリセットする癖のある人だったし、僕もその対象になった可能性も多々あるからだ。
僕は悩んだ末に彼に電話した。
電話には出たが、テンションは低く、何とも言えない雰囲気だった。
「また遊ぼうな」と言ったら元気のない声で「おぅ」とだけ彼は言った。
今考えると、もし僕が、関わるのをやめた友人から電話がきて出た場合、同じようなテンションになると思う。
ショックだったが、同時に気持ちが吹っ切れたように感じた。
友達と関わるのを辞める。これが良いことかどうかはわからない。
ただ友人と会っている時にモヤモヤする事が多い、嫌な気分になる。自分を大事にされない。
という様な事があった時に、冷静に考えて我慢してまで関わっている意味はあるのだろうか。