童貞なんてさっさと風俗で捨てろ
私が童貞を捨てたのは飛田新地で、二十歳の誕生日だった。
セーターを来ていたのでその人を選んだ。もう相手の顔も覚えていない。二十歳の誕生日という節目ではあるものの、こんな雑な捨て方をした事に後悔はしていない。むしろ良かったと思ってる。
「童貞を捨てるのは愛した人じゃないと嫌だ」という人ももちろんいる。
それはそれで個人の価値観なのでいいと思うけど、「恋人を作るという事の難易度が高い人」に対して私はあまりおすすめしない。
なぜなら「理想が高くて、いつになっても結婚できない婚活女子」の様な状態に可能性があるからだ。
当たり前の話だけど「童貞を捨てるのは恋人じゃないと嫌」であるならば恋人を作る必要がある。
あんまり偉そうな事を言える立場ではないけど、恋人に作るのに大事な手順は「チャンスを作る」そして「チャンスを物にする」だと思う。
「チャンスを作る能力=行動力もしくは運」だと思う。あなたに行動力があるのなら、どんどんチャンスを作って場数を踏めばいいと思うが、そんな簡単な話ではないと思う。
人生いろいろあるので、偶然恋人ができるかもしれないラッキーチャンスを得たとしよう。
「モテモテでチャンスが常にその辺に転がっている」という人以外は、この数少ないチャンスを逃すわけにはいかない。
「童貞捨てる事になるかも」といった不純な考えや、緊張から来るおどおどしさ「本当にこの人で卒業していいのか」といった懐疑は相手に悟られる。そうするとせっかくのチャンスを逃してしまうかもしれない。
これが「童貞なんか風俗でさっさと捨てろ」の理由になる。
第三者からしたら基本的に「童貞であるあなた」より「落ち着きがあって、きちんと受け答えができるあなた」の方が価値がある。
モテる人はセックスを特別扱いしていように思う。
それとは逆にやたらとセックスを人生において特別扱いし、童貞を守り抜いている人もいる。
個人によっていろいろ考え方はあるけど、恐らく「自分を正当化する為」にそうしている様な気がする。
「俺はセックスをできないのではない。しないのだ。あんな誰とでもセックスをするヤリチンは馬鹿だ。」と自分を正当化する。
人間はそうやって自分を守っているのかもしれない。