ファッション狂は自分が特別な人間だと示したい

今回は私とファッションとの出会いについて話そうと思う。

 

誰も興味はないと思うけど、自分の思考の整理の為に話したい。

 

私はかなり趣味が多い方だと思う。

その中で特に自分に影響を与えてるのはファッションという趣味だと思う。

 

もはや趣味というより生活の一部であり、人生そのものといった感じがする。

もうお金をどれだけかけているのかもわからない。

 

一般的に言えば狂ってる部類だと思う。

だけど私はこの趣味を万人におすすめしたい。

 

 

私は幼少期からずっと信じて続けている信念がある。

 

 

「その他大勢と同じであってはならない。その他大勢と同じだと、その他大勢と同じ結果で終わる。」

 

 

という信念だ。何がキッカケかはわからないがずっとそう信じ続けていた。

 

そんな感じで育っていくとどうなるか、いい意味でも悪い意味でも、かなりの変人になる。

 

高校の通信簿には「行動が常軌を委してる」と書かれ、親にはカウンセリングを受診させられた。

 

もうここまでの変人になるとわざわざ「変わってるね」なんて言われない。

 

変わってる事が普通だから、わざわざそんな事を言われる事もない。

 

そんなこんなで成長していったが、服には一切興味がなかった。

 

「一般的に興味がない」というレベルではない。ズボンの丈が長ければハサミで適当に切って履いてたし、肌着のみで街中に出かけたりしていた。

 

だけど学生時代にハマっていた趣味が一つあった。

 

それが「イヤホン(ポータブルオーディオ)」だった。

 

修学旅行の際にも、買い食い、お土産購入等は一切せず、一円もお金を使わなかった。浮いたお金を全てイヤホンに費やした。

 

高価なイヤホンを購入して常に首にぶら下げていた。

 

私がなぜイヤホンという趣味に没頭したか「いい音で音楽を聞きたい」といった事ももちろんだけど「高級なイヤホンという一般的な人が所持していない物を首からぶら下げて、その他大勢と違うという事を誇示したかった。」に尽きると思う。

 

今考えればこれがファッションの原点だと思う。

 

スティーブ・ジョブズが「点と点が繋がる」と言っていたが、こういう事だと思う。

 

私には既に「ファッション」の心を持っていたのだ。

 

そんな時に出会ったのが「ZARA」だった。

 

今でこそあまり良いイメージは無いが、当時はかなり良いデザインの服が多かった。

ブランド服のコピー品の様な物も少なかった様に思える。

 

私は他人と違う物を求めていた。

だけど「他人と違う服=高級品」という考えがあった。

 

その私の需要に「ZARA」が突き刺さった。

 

あともう一つ私をファッションへと駆り立てる理由があった。

 

それが「ウェイへの嫌悪」だ。

とにかくウェイに「俺はお前らとは違う」と伝えたかった。

 

ある日、頭にチェッカーフラッグ柄に剃り込みを入れて大学に行った。

あの日のウェイの顔を忘れられない。

 

だけど今考えれば「嫌悪」よりも「嫉妬」の気持ちが強かったんだと思う。

 

男女で遊んだりするのに心底憧れていたんだと思う。

 

とにかくそんなこんなでファッションにのめり込んでいった。

 

年々こだわりが増えていき、謎の領域に達した。

大学の卒業式では私一人だけカメラマンに囲まれてミニ撮影会の様になっていた。

 

服の転売を始めて、誰かに雇われる以外の方法でお金を稼ぐ経験ができたのも大きかったと思う。

 

同じ趣味が何年も続く事は少なかったけどこの趣味に関しては興味が尽きた事は無い。

 

「他人と違う事=素晴らしい」という思想を持った私にはこの上ない趣味だった。

 

「自分に自信がない」「自分が好きじゃない」という人には是非この趣味を勧めたい。

 

誰だって理想の自分っていうのがある訳で、ファッションは理想の自分に近づく努力をする習慣を身につけられる。

 

だから自分を諦めないでほしい。

ファッションという趣味を楽しんで自分に自信を持って、人生を変えてほしい。